音質コスパ抜群! ANKERの「SoundCore Boost」を買ってみた!
音のいいアクティブスピーカーが欲しい
うちのキッチンはリビングに背中を向ける配置のため、料理や洗い物をしているときにテレビを見ることはできなくて、家事中の相棒はもっぱらラジオかiPhoneでした。でもラジオもiPhoneも音質の面ではもの足りないんですよね。そこで以前買ったSONYのまあるいアクティブスピーカー(SRS-X1)とウォークマン(NW-S766)をBluetooth接続して音楽を聴いてみたものの、これも音質的にはやっぱり不満。デザインはまあるくて可愛いけれど、もっといい音のするアクティブスピーカーが欲しい熱が日々高まる一方でした。そんな熱がついに沸騰して衝動買いしたのが、今回紹介するANKERの「SoundCore Boost」です。
選んだのは『SoundCore Boost』
じゃん! 買ってきました。ANKERには「SoundCore」とその後継機になる「SoundCore 2」という、もう少し低価格な製品もありますが、せっかくなので低音ブースト機能の付いた「SoundCore Boost」を選択。それでもお値段7,000円ほどです。箱はなかなか豪華。製品ロゴが銀箔押しになっていたり、製品写真部分はつやつや光るニス加工になっていたりします。いい物を買った気分になりますね。
外観をチェック
黒くてシンプルな外観。「ANKER」のロゴも控えめで好感が持てます。本体上部の樹脂部分はいい感じのマットな質感。ボタンはこれだけ。左から電源、音量ダウン、再生、音量アップ、低音ブースト(BassUp)。再生ボタンは2度押しで曲送り。長押しでSiriの起動ができます。電話の着信・通話も可能です。
側面は布製のスピーカーネットでぐるっと囲まれています。なのでスピーカーユニットの配置は不明。ちなみにIPX5の防水対応になっているけれど、布だと濡らしちゃう精神的抵抗感がありますね。
端子類はこの蓋の中。取っ手が飛び出しているのは若干残念かな。でも前述したようにマット調でシンプルなデザインは好みのタイプ。落ち着いた大人っぽい雰囲気だと思います。
音の感想は・・・
さて。外観の説明はこのくらいにして、肝心の音質ですが、結論を先に言っちゃえば「大満足」の一言です。SONYのSRS-X1は軽快な音という意味で悪くはない製品ですが、この「SoundCore Boost」は上から下までちゃんと音が出ます。いや、正確に言えば低音は予想以上に、出すぎと言ってもいいくらいに出ます。ある程度しっかりした場所に置かないと低音がばうんばうん唸ります。背面がすぐ壁の場所に置いても、低音が強く反射して結構なボリューム感になります。なので自分の使用環境ではせっかくの「BassUP」ボタンをオンにすることはまずないでしょう。ウォークマンを繋いでいるときはむしろ低音をやや落として中音を気持ち上げているくらいですw 一方、高音は艶やかに伸びるという感じではありません。
それでもSRS-X1と比較すると圧倒的にスピーカーらしい音が出ます。もちろんスピーカーユニットの数や出力ワット数の違いはあるんだけど、逆に言えば同じような値段でその違いがあるんだから、SONYさんもっと頑張ってよ、と思っちゃいますw
もちろんSRS-X1との比較だけじゃなくて、7,000円のアクティブスピーカーとして単純に考えても音質のコスパは良すぎです。アクティブスピーカーは手軽さと引き換えに音は妥協して聴くものという印象を持っていましたが、「SoundCore Boost」にはそんな妥協感はありません。ステレオ感こそないけれど、家事の相棒や作業しつつのながら聴きとして、もうこれ以上は必要ないと感じています。
確かに低音に寄りすぎてマンションで使うには振動が気になる場面もありますが、そもそもが、屋外やホームパーティーでの使用を想定した音作りになっているんだと思います。であればこの音のバランスも、さらに低音を強調するBassUPボタンも全くの正解です。使用環境に合わせてイコライザーで低音を抑えたり、自由に解放してあげればいいだけの話です。
とにかく、この音が7,000円程度というのは驚き。家族や知り合いが10,000円以下でちゃんとした音の出るアクティブスピーカーが欲しいと言っていたら、迷いなくこの「SoundCore Boost」を勧めます!
(おしまい)
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